くいいじ

食べものに関するさまざまなこと

私の食履歴

尊敬してやまない先輩、上田さんのブログに触発され私もやってみました。

私の食への執着と、ものの食べ方を形成せしめたのは完全に母と祖父母です。

①保育園時代

通っていた保育園は給食が充実していて、毎日のご飯とおやつが本当に美味しかったのを覚えています。(ご飯はレーズン入りのドライカレー、おやつはアップルマフィンと醤油で食べる蒸した里芋が好きだった)

調理室は1階にあって、私はよく友達と一緒に調理室を見に行っていたそう(これはあまり覚えていない)。

保育園の畑で野菜を作ったり、鶏やチャボを飼って卵をとったりしたことは今の自分にとってかなり大きな経験だったと思います。

幼少期の記憶ってものすごいもので、卵をあたためる鶏を見守ったこと、キャベツの青虫を平気で取ったこと、当時の自分にとって目新しい経験は鮮明に覚えているもんですね。

この保育園に入ったのは、母が食事を大切にし畑仕事の経験もさせてくれる保育園の方針をめちゃめちゃ気に入ったからなのです。この保育園に入り食への執着が醸成されたのは間違いなく、もとをたどると母のおかげです。


ところで、みなさん焼きミカンって食べたことありますか?

保育園では秋には収穫祭が開催され、畑でとれたさつまいもやらを焚き火で焼くのですが、友達と「さつまいも以外も焼いてみたい!」という話になり当日バナナやみかんを持参しました。

私も友達も、なぜか焼きミカンへの期待がはんぱなかった。

「焼いたミカンってどんな味なんだろう、甘いのかな??甘いのかな?!!?」ともうスーパーワクワクモードだったのを覚えています。

ミカンを恐る恐るアルミホイルから取り出し、

今思えばミカンに申し訳ないレベルでハードルを上げて食べました。


激マズでした。


苦味と酸味が口の中いっぱいに広がり、妙なもったりとした気持ち悪さがいつまでも口内に残りました。焼きミカンはいろんな意味で苦い思い出です。皆さんもしなにか人生で間違いがあって万が一ミカンを焼くことになったらお気をつけてください。今回の投稿で最も訴えたいことはこれかもしれない、ミカンは焼いてはいけない。

もうひとつ余談として、保育園時代で鮮明に覚えているのはアップルパイへの執着。

キティちゃんのビデオが大好きでよく見ていたんですが、キティちゃんの好物がアップルパイなのです。当時アップルパイを食べたことのない私は、アップルパイに物凄く夢を抱いていました。

石井好子さんの「いとしい食べもの」という食の思い出をまとめたエッセイでも、彼女が当時まだ食べたことのなかったメロンパンへの夢想が語られています。

幼少期の、食べたことのないものへの想像力はすさまじいなと思います。

今は自由にお金を使えるため大抵のものをすぐに食べられるし、食の経験も増えて味が想像できることも多くて、あの時のある食べ物に対する異常なまでの執着、どんな味か夢中で想像するのは久しくしていないなあと思いました。

なんのまとめにもなっていませんが、保育園時代から食い意地ははっていましたがそれは母の影響だという話でした笑