くいいじ

食べものに関するさまざまなこと

2018年ハマったゴハン

今年も年の瀬、ということで
2018年ハマった&おいしかったゴハンを振り返る。
まずはうちで作ったものから。
 
その1:生春巻き
料理好きな友人から作り方を教えてもらって以来、具材を変えて色々作った。
一番美味しかったのは、味噌で味付けした豚ひき肉とレタスときゅうりを巻いたやつ!

f:id:daichamo777:20181215225627j:plain

生春巻き一つでタンパク質も野菜もとれるから、
面倒くさがりな私にはうれしい料理。
(一緒に写ってる、豆腐に刻んだネギを山盛りのせて熱したごま油と塩をかけたやつもよく作った。
ツレヅレハナコさんのレシピ。ちょー簡単でおいしい。)
 
ツレヅレハナコさんのレシピ本でシンプルな生春巻きを見て以来、
具材2種類くらいで作ることも。

f:id:daichamo777:20181215231017j:plain

(美味しいものダラダラ食べながら甲子園観戦、至福の昼下がり)
 
タイ料理やさんなどで食べる生春巻きは人参やキャベツの千切りが入っているけど、家で千切りも面倒だから(そもそも人参きらいだし…)
大葉とか余った水菜とかハムとかを適当にくるむだけ。全然おいしい。
 
 
その2:グリーンカレーつけめん
arikoさんのインスタを見て真似したやつ。
麺つゆを加えてグリーンカレーを作り、冷水でシメたうどんをつけてたべる
写真はあんまおいしくなさそうだけど、
麺がグリーンカレーによく絡んでめっちゃ美味しいよ!!

f:id:daichamo777:20181215230017j:plain

 
その3:具のめっちゃ多いサラダ
パワーサラダとかいう名称はオシャレすぎてよーいわんよね…
砕いたナッツと、茹でた鶏肉と、5〜8種類くらいの野菜をもりもりにして食べる。
マイベストは、薄切りマッシュルーム&水菜&サラダほうれん草&パプリカの組み合わせ。
f:id:daichamo777:20181215230309j:plain
コンビニのサラダチキンを使えばもっと楽だけど、
 個人的に独特のクスリっぽいにおいが苦手で茹でるかレンチンするかしている。
 
その4:白だし
白だし・水・生姜3かけくらいを鍋に入れて、
沸騰したらえのきとか油揚げなどを加えポン酢で食べる。
ちょー簡単だけどおいしい、
この鍋のおかげで今年は例年より鍋つゆ買う回数が少ない!
この鍋は具材も少なくていいとこも好き。

f:id:daichamo777:20181215231947j:plain

 
その5:白菜と豚肉を塩昆布と酒で煮たやつ

そのまんま。最初はミルフィーユ鍋ぽく作ってたけどどんどん適当になった。

豚肉のイノシン酸と昆布のグルタミン酸の組み合わせはテッパンよね‥

f:id:daichamo777:20181215233943j:plain

 

その6:豆腐に薬味とアボカドをのっけてナンプラーをかけたもの

そのまんま。

謎料理だけど自分の中では「冷ややっこ」ということになっている。

冬は豆腐をレンチンしてあっためてつくる。


 
なんか夏っぽい料理ばっかりだな!
あと野菜の多さ。
今年は薬味とナンプラー白だしの使い方を覚えてちょっとはレパートリーが広がったきがする…
 
来年は何作ろうかな~~
 
 

【理想の居酒屋メニューを考えてみた】

平松洋子さんの「味なメニュー」を読み終えました。

http://amzn.asia/fUYW451

都内のジューススタンド、立ち食いそば屋、千ベロ系居酒屋などなどさまざまな店のメニューから、その店の歴史やこだわりなどをひも解いていくエッセイです。

私もお店のメニューを見るのが大好きなので、

書店でタイトルを見て即決で購入!


お店のメニューって本当にわくわくしますよね~

ぐっとくるものは写真に撮っています。

image

▲早朝から開いていた某メーカーの工場地帯すぐそばの定食屋さん。何十年も工場のおじさんたちの胃袋を支えてきたんだろうなあと思う。


特に旅先では、メニューにその土地の食文化が反映されているのでついまじまじと見てしまいます。

▲2016年2月・卒業旅行先の島根の居酒屋。しじみ汁と出雲そば

のどぐろ・どろえびがあるあたり日本海側に来たんだなあと思う。


「味なメニュー」を読んで、自分の理想のメニューを作ってみたくなり…

作ってみました。


最初はカフェとか居酒屋とか業態はとくに考えず、とにかく自分がお店にあってほしい!というメニューをだーっと挙げたところ…

image

完全に居酒屋なラインナップになったのでタイトルは「理想の居酒屋メニュー」としました。


本当は筆ペンでお品書きっぽく書きたかったのですが、

筆ペンが家になかったので諦めました。

まずは通年メニューから。


◎さいしょの一品

・冷やしトマト

・ゆで卵とベーコンごろごろのポテトサラダ(黒コショウ必須)

・セロリの浅漬け

クリームチーズといちじくのカナッペ

・とろとろニラ玉(七味も)

・シメ鯖

・銀杏


◎あげもの

・たこのから揚げ


・里芋のから揚げ 

・れんこんのはさみ揚げ 

・クミンをまぶしたフライドポテト


・若鶏のコブミカンフリット


◎おつまみ

・豚バラ大根

・だし巻き玉子

空心菜いため

・なすの田楽

・ししゃも

・明太じゃがバター

・しまほっけ

・あさりの酒蒸し

ムール貝ブロッコリーのアヒージョ(フランスパン2切れつき)

・千切りじゃがいも、トマト、ベーコンのガレット

・砂ずり炒め

・油揚げのピザ

・チーズ納豆オムレツ

・山椒たっぷり土鍋麻婆豆腐


◎しめ

・シメ鯖のサンドイッチ

・だし巻き玉子のサンドイッチ

・お茶漬け(梅、鮭、へしこ)

パクチーたっぷりのフォー

・たこと青じその炊き込みご飯


とにかく自分の食べたいものを詰め込んだのですが、

めっちゃ和食に寄った。ちょいちょいエスニック系も入った。

そして炭水化物多し!芋とコメが大好き…

フォーは京都の南国サンサン食堂で「今日のサービスメニュー」で1杯380円で

売ってて、とても好きだったのでぜひメニューには入れたかったのです。


そして難しいのが、”中華”の入れどころ!麻婆豆腐は入れたのですが、

中華ってものすごく浮くので居酒屋メニューには入れにくい…


いろいろなお店の居酒屋メニューって、

本当にいろいろ考えて作られてるんだなあというのがよくわかりました。


そして、今後何年かおきに理想の居酒屋メニューを考えようと思います。

舌が肥えたり、歳をとって好みが変わったりしたときに自分の理想の居酒屋メニューがどう変わるのか楽しみ。

▼ちなみに

◎季節限定

(春)菜の花のおひたし、タケノコごはん

(夏)ミョウガどっさり冷奴、

ゴーヤーチャンプルー

(秋)銀杏入りの茶わん蒸し、さんまの炊き込みごはん

(冬)鮭とじゃがいものグラタン、ブロックベーコンいりのポトフ、生ガキ


▼ちなみに 私が一番好きなメニュー表(@南阿佐ヶ谷 つきのや)

これぞ居酒屋!という感じで大好き!

2017年 麻婆豆腐な1年

2017年ももう終わりですねー!

今年は全然くいいじを更新できず…

来年はもうちょっとライトな感じで頻繁に更新できればと思います。


2017年は麻婆豆腐をめっちゃ食べました。


このブログを読んでくださってる方はもうご存知かと思うのですが、

私は京都の四川料理家「駱駝」の麻婆豆腐を偏愛してます。


大学2年のときに初めて食べてから、幾度となく通い…
(自分でいうのもなんだけど某サークル内であまたの駱駝ファンを産み出したのは
私だと自負している)


それくらいだいすきな駱駝の麻婆豆腐、
京都を離れたあとも
あの味が恋しくて恋しくて忘れられなくて、
東京でもあの味が食べられないものか…とほうぼう巡りました。

駱駝の麻婆豆腐は黒いんです。
おそらく甜麺醤がたっぷり使われていて、山椒がこれでもかと効いている。

日本のレトルト麻婆豆腐は片栗粉でとろみをつけるけれど、
駱駝の麻婆豆腐は水分が少なくどろどろ&ラー油でとろみがついている。


もうこれが、めちゃめちゃ辛い。しかもあっつあつ。
口がびりびりしびれて水を飲んでも冷たいんだか熱いんだかわからない。

でも辛いだけでない、うまみの塊。

もう白米が止まらないーーー。
ごはんはお代わり自由なので、最初は麻婆:白米=1:2くらいでたべる。
辛さになれてきたあたりで麻婆:白米=1:1でたべ、
だんだん逆転していく。

もーほんとに美味しいんだこれが。
その味をなんとしても東京で食べたくて色々めぐりました。


駱駝の味にはまだ出会えていないのですが、

とっても美味しい麻婆豆腐には巡りあえました。

2店紹介します。


① 阿佐ヶ谷 「翠海」

今年6月に初めて行ってから、多い時は毎週末通ってました。

2017年に食べた麻婆豆腐の半分以上は確実に翠海。

ここの麻婆豆腐は山椒がたっぷりきいててかなり辛い!!


ここのお店は麻婆豆腐以外もそうなんですが、

中華なのに全然重たくなくてもたれません。

辛い麻婆豆腐ってラー油たっぷりで重たいものもありますが、

しっかり辛いのに上品な味でとてもおいしい。



ランチだとスープ・ごはん・ザーサイがお代わり自由。

いついってもノリのきいた黄色いクロスがぴしっとかけられてて、

地元の上品なおじいさまおばあさまでにぎわっている。

雰囲気も好き。

https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131905/13052591/


② 自由が丘「吉華」

遠いからあんまし行けないんだけども…

ここは阿佐ヶ谷の翠海とちがって、汁少なめ・豆腐もかためで

駱駝に近いです。

ここも山椒がしっかりきいてておいしかった!

https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131703/13003265/



翠海さんに通いまくったので、店数は少ないですが…

以下2017年の麻婆豆腐フォルダ。

東京はぐつぐつ煮えたぎる系の麻婆豆腐がおいしいところが多い気がします。

https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13060715/

https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13015136/




結局駱駝の麻婆豆腐のくだりが一番長いという。

いつか麻婆豆腐のチャート作りたい。

縦軸で山椒系か唐辛子系、横軸でどろどろ系か汁たっぷり系か、みたいな笑


2017年、書きたかったけどかけてないこともたくさんあるので、

今年中にもう一回くらい更新したいな~

【たまごかけご飯チャレンジ】熱闘の記録~2017年上半期~

2017年1月1日。

私はある抱負を掲げた。

「今年はたまごかけご飯の限界に挑戦する」


たまごかけご飯と私の付き合いはかなり長い。

物心ついた時から、たまごかけご飯は朝食の定番だった。

いつも醤油をかけて食べていたのだが、飽きた時には

醤油をめんつゆに変えてみたり、ふりかけを加えてみたり。


ある時には「混ぜまくったらどんな味になるんだろう?」と思い、1時間程度混ぜ続けたこともあった。

(食べ物で遊ぶことに対してはとても厳格な家庭だったため親の目を盗んで実行に及んだ)

金曜7時からのドラえもん開始とともに混ぜはじめ、7時半からのクレヨンしんちゃんを見ているあいだも混ぜ続け、8時からのMステ開始と同時にやっと食べ始めた記憶がある。


1時間空腹をこらえ混ぜ続けたたまごかけご飯は、めちゃめちゃまずかった。

たまごを混ぜ続けるとまずいものができるという体験をしてしまったため、

今でも「メレンゲ」という単語を見ると食欲が減退する。


たまごかけご飯との付き合いはその後もずっと続き、

浪人生活も大学生活もたまごかけご飯は私の食生活を支え続けてくれた。


そんな長く深い付き合いを経てきたわけだけれど、なぜこんな抱負をかかげたのか。

昨年の年末ごろにある先輩が「毎年これだけはやりたいという抱負を決めているの」とおっしゃっていた。


いいなあ私もそういうのやりたいなあと思い、

思い立ったのがたまごかけご飯のアレンジの限界に挑戦することだった。

朝ごはんが楽しくなるし、早く起きれそうだし、いいこと尽くしの抱負だと思った。


この取り組みを「たまごかけご飯チャレンジ」と名付け、

2017年1月から6月までの半年間、私は18種のたまごかけご飯を作った。


(半年で18種て少なすぎるやろというツッコミはもっともだと思う。)


その中でとくに美味しかった上位5つを紹介する。

<エントリー>

①納豆/②牡蠣醤油/③無限ピーマン/④ベビーリーフ×しらす/⑤某有名焼き肉店の食べ方/⑥なめたけ/⑦豆板醤×めんつゆ/⑧しらす/⑨海苔/⑩天かす/⑪アボカド×ラー油×いりごま/⑫壬生奈の漬物/⑬かつお節/⑭明太子×バター/⑮キムチ/⑯おくら/⑰青のり/⑱豆腐


<5位>アボカド×ラー油×いりごま

image

でぶの食べ物。クリーミーでとても美味しい!いりごまは後から入れたけど、相性が良いので2回目以降は最初から入れている。

<4位>明太子×バター

image

でぶの極み。美味しくないわけない。でもこれはハマったら世界仰天ニュース巨漢スペシャル出演不可避だと思い1回しか作っていない。


<3位>豆板醤×めんつゆ

image

意外な組み合わせだがとても美味しかった。辛いもの好きにはたまらない。

めんつゆの量を減らして韓国のりとかを加えても美味♡


<2位>無限ピーマン

image

2016年大ヒット料理:無限ピーマンをたまごかけご飯に投入してみた。

ただでさえごはんのおともにぴったりな無限ピーマンにたまごがからんで、

おいしかった…


<1位>ベビーリーフ×しらす

まさかの写真なし!!!

1位が写真なしてどないやねんて感じですが、2017年上半期マイベスト。

ルッコラやレタスなど数種類の若い葉物野菜を1パックにまとめて売っているやつを、思いつきでしらすと一緒にたまごかけご飯に入れてみた。

ルッコラとしらすとたまごかけご飯の相性が最高。

ベビーリーフのしゃくしゃく感とたまごかけご飯のトロトロ感が最高。

わりかしヘルシーだし魚も野菜もとれる、最高。

ベストオブベスト。



以上、たまごかけご飯チャレンジの上期速報でした。

2017年下期もたまごかけご飯チャレンジを続行していきます。

【無料農業体験?】謎の新サービス「農ホリ」に行ってみた

前回Facebookに書いた「農ホリ」参加してきました!

http://no-holi.strikingly.com/

簡単に言うと繁忙期に人手がほしい農家と、農作業してみたいという都市部の生活者をマッチングさせるサービスです。農作業を手伝ってもらう代わりに、農家は食事と宿を提供する。生活者側は無料で参加でき、交通費だけ自費。

(農家は農ホリ事務局に費用を支払う:農作業は人手がいる時期といらない時期があるので、通年雇用するより必要なときだけ来てもらうというのが一番コストがかからない)

登録すると、事務局から「今月はこんな農家がこんな内容で募集してまーす」とメルマガが届きます。

私が今回お邪魔したのは千葉のI農園さん。

(メルマガのI農園さんの紹介に「ごはんがうまい!」とあったから選んだわけではないです決して!)

I農園さんは無農薬のイタリア野菜を年間150種類ほど栽培していて、自前の直売所やレストランなどで販売しています。もともとは小松菜や豆を栽培していたけれど、息子さんが継ぐタイミングでイタリア野菜などの栽培に切り替えたそう。

この息子さんが異色の経歴の持ち主で、ヨーロッパのセミプロサッカーリーグで4年間プレーし、帰国後調理師免許を取得し実家の農家を継ぐというスゴイ方です。

朝8:00 I農園さんの直売所に現地集合

今回の参加者は私の他に女性2人で計3人。

それぞれ単独での参加で、1人はアボカド関係の仕事をしているということで以下アボカドさん、もう1人は東京タラレバ娘の「小雪」に激似のため以下小雪さんとお呼びします。(一番左の人ですね)


image

息子さんに少し離れた畑に車で送ってもらう。

計1.6haの畑を借りているが、何か所かに散らばっているとのことです。(近年の農業における「農地が分断されていることによる移動コスト」がまさに・・

10分ほどで到着!遅れてご主人のお母さん(70歳くらいのチャーミングで優しいおばあちゃん、この方が今日1日一緒に作業してくれた)

image

ここではルッコラフェンネルチコリー黒キャベツなどなどを栽培しています。

到着してすぐにルッコラのまわりの草むしりスタート。


いや~腰痛くなるだろうな~と思ったものの

開始10分でキツくなってくる。


え、うそでしょ始まったばっかだよ?

と内心焦りつつ、膝をついてやれば楽ということに気づき2時間むしり続ける。


むしりながらずっとおばあちゃん+参加者3名でおしゃべりしていたんですが、

草むしりってマジで喋りながらやるしかない。

狩猟時代から女性はこうやって畑仕事してたんだな~そりゃー女性はおしゃべりになるわな~と思う。

アボカドさんと小雪さんに、「どこで農ホリを知ったんですか?」と聞いたところ

アボカドさん:「ラジオに農ホリ代表の人が出てて、面白そーって思って。」

小雪さん:「私もそのラジオで知ったの!仕事場でラジオがかかってて、定年退職したら農業でもやりたいな~と思っていたから参加してみたいと思って」

ラジオの波及効果って今でも結構あるんだなーとびっくりしました。


アボカドさんは農ホリは三回目の参加で、三回ともこのI農園さんに来ているそう。

初回の時は種まきをしたそうですが、その後どのくらい育っているか気になって仕事で近くに来るときこっそり見ているとか。

また、小雪さんは普段有機野菜を買っているが畑の草むしりはほぼ初体験。「有機野菜を作るのって、こんなに大変なんだあ~~・・・」とおっしゃっていた。

食に関わる諸問題の根源は「生産現場と消費現場に距離ができてしまったこと」にあると私は考えているのですが、1~3回自分で生産の現場を体験するだけでもその距離が縮まるんだなーとお二人の話を聞いてとても嬉しくなっていました。


おやつ休憩をはさみつつ(おばあちゃんがくれたフルーツのど飴)

image

ルッコラエリアから黒キャベツエリアに移動し草むしり

このとーり生い茂ってます

image

この時印象的なできごとが・・

蝶が土の下敷きになり、うごうご動いているのを発見した私

動きの気持ち悪さに思わずヒ――――と悲鳴を上げたところ

おばあちゃん「どうしたの?」

私「ちょうちょが埋まってますー!」

おばあちゃん「あららー!ちゃんと殺しといてね!」


えっ


土に埋まってるからほっておいたらそのまま死にそうだけど、

おばあちゃんがひたすら遠くから「しっかり殺してねー!」とおっしゃる

周りの黒キャベツは虫食いのものもちらほら・・

虫をやらなきゃ虫にやられるんだな‥と思い踏んで殺めました


ベジタリアンの中に「生き物の命を奪うのがかわいそうだから」という方がいるけれど、その人たちは野菜を作る中でも生き物を殺さざるを得ないことを知ってて野菜食ってんのかー?!?!と思いました


そんなこんなしていたら待ちに待ったお昼ごはんーーーーー!!!!!

image

ルッコラ・わさびな・ラディッシュカステルフランコ・生ハムのサラダ

☆黒大根・にんじん・黒キャベツひよこ豆・フランスパンの煮物

生ハムとパン以外は全部とれたて・I農園さんの野菜!

ほんとーに美味しい・・・体を動かして、さらに外で食べるから余計おいしい・・

特にサラダはオリーブオイルとチーズ少々で味付けは全然していないとのことです野菜がシャキシャキで味が濃くて美味しさのあまり数回おかわりしました

お昼ご飯で英気を養い午後ももりもり作業をし、結構スッキリ!(↓の写真もまだ途中

image


アボカドさんが、「友達を農ホリ楽しいよって誘うんだけど『わざわざ休日使って草むしりして何が楽しいの・・』って全然来てくれないんだよね~」って言ってました


私も正直草むしりではなく農ホリというサービスがどんなものか体験するというのが目的だったのですが、思った以上に草むしりが楽しい・・・!

草をむしるという簡単な作業をするだけで目に見えて綺麗になるのも、日光を浴びながら適度に体を動かすのも気持ちいいです


おばあちゃんに「農ホリどうですか~?」って聞いたところ

「ほんっっっとに助かってるわよー意外と安いのよね。いつも一人で草むしりしているけど話相手もいないし草に追い付かないしでね、農ホリさんがつぶれたら困るわね・・」とのこと。

そんなこんなで

16:00に作業終了!

帰ったら赤カブのスープが・・!あったまる~

image
image

お土産もたくさんいただきました・・・!

黒キャベツラディッシュルッコラローリエローズマリーコールラビ


体験してみて農ホリは大変良いサービスだなと思いましたが、まだまだ参加者は少ないよう。メルマガに登録している人は結構多いようですが・・たしかに農家側の希望日が「平日のみ」な農家とかもあって、参加のハードルも確かに高いのが現状。

実は小雪さんはこれまで何度も参加を申し込んでいたが、参加人数が集まらなかったり農家側の都合で中止になったりとで今回やっと実現したというわけ。

参加人数が1人とかだと農家側もコスパが悪いので開催されないのです。

今は申し込み状況が可視化されていないのですが、それが可視化されるだけでも違う気がするけどな~(今は他の人の申し込み状況が分からず、自分の希望日だけだして3~4日前に実施が決まる。)

小雪さんのように何度もトライし続ける人ばかりではないと思うんですよね・・数回申し込んでも毎回実施できないとかだったら面倒になるし興味を失うしでせっかく参加意欲のあった人を逃すことになるし、それは大変もったいない

今後の農ホリに期待!

農ホリに興味を持たれた方、ぜひ一緒に行きましょー(#^.^#)

↓ここからメルマガ登録できます

http://no-holi.strikingly.com/



いただいたお野菜は・・

ルッコラはチーズオムレツに、コールラビラディッシュはリンゴとサラダに、黒キャベツはカレーに、ローリエはバターライスにして美味しくいただきました



他思ったことメモ

販路開拓にあたり、レストランは「その時あるものを買ってくれる」と言っていた

鹿肉の卒論をかいたときも思ったけれど、買い手の理解というのは生産者の持続的な生産の上には欠かせない

ここでの買い手は飲食店のことだけれど、まったく同じことが消費者にもいえると思う

あんこの作り方はなかなかのアハ体験

あんこって誰でも食べたことあると思うんです

でもあんこがどうやってできるのかを見たことある人って意外と少ないと思うんです

お盆に祖母からあんこ作りを教わってきたのですが、なかなか衝撃を受けたので書きます
 
私の祖父母は昔からの農家で年中行事を大事にしているので、お盆とお彼岸には必ずおはぎを作ります
そのおはぎを食べて育つこと二十余年、恥ずかしながらおはぎに不可欠なあんこの作り方は見たことがなく…

今回の帰省で、前日のあんこの仕込みから教えてもらいました

※おばあちゃんちの台所が汚く見えるかもですがいつもはキレイなの!ただお盆で忙しかったからいつもより少々汚い!おばあちゃんごめん!!


①小豆は煮ておく
祖母はおはぎも赤飯も作るのですが、使う小豆はちかうもの。赤飯の小豆は煮ても割れないものを使う、縁起がいいから

②小豆をざるにあけ、つぶす
つぶすといっても麺棒でごりごり混ぜる感じ。


③潰した小豆に水をじゃばー注ぐ

④皮は捨てる。水は米の磨ぎ汁に小豆色がついたような感じ。

⑤この磨ぎ汁のような水を布巾にあけ、布巾を思いきりしぼる



水をしぼり布巾をあけると


ばばばーん
あんこ!!!

いやこれ初めて見ると本当衝撃なんですよ
米の磨ぎ汁みたいなものを布巾に入れて絞るとこんな大量の固体がでてくるって

祖母「この汁を捨てちゃって皮を使おうとした嫁さんがいるっつぅ笑い話があらいねぇ~」

そらそう思うわ

これに砂糖を入れる
この時白砂糖じゃだめらしい 
三温糖と黒砂糖をつかうのがコツ

白砂糖だとあんこが固くなるし、味もおはぎには合わないらしい

ちなみに毎年餅つきもしていて、あんぴん(餅の中にあんこを入れたもの。小さい子供もみんなお手伝いをするのだけど大抵キチャナくなるからそれはその子の親が食べるのが恒例)も作るのですが、それに入れるあんこはかたいほうが良いので白砂糖を使う。


私「量は?」 
祖母「そんなもん適当さ」

どさささ

やっぱりかなり入れるな~と思ったけどよくある分量の三分の一くらいらしい。祖母「小豆と砂糖1:1が普通だいね」

次がポイント

塩を2つまみ入れる

このすこーしの塩で全然ちがうらしい 
塩が甘さを引き出してくれるそう


よく混ぜて一晩おいて、
次の朝に火にかけて餅米と合わせます
冷めてるあんことあったかい餅米だといたんじゃうからね

ここまでであんこは完成!

何度もいいますがあの液体絞ったら固体がバーン出てくるのが本当衝撃でした…


ついでに

翌朝おはぎ作りについて 


おはぎ作りも実ははじめて

おはぎって全体にあんこをつけなきゃだけどどうやるんだろと思いつつ、とりあえずやってみる

3口分くらいにちぎった餅米にあんこを置いてあんこを全体にまぶそうと試みる

右手でさする  

おかしい

どんどん丸から離れていく

なぜか餅米が長く伸びていく  

こんなんおはぎと違う…

横で職人のような早さでおはぎを作っていく叔母の手つきをよく見てみたけど

わからん

寿司を握りつつ
おにぎりを作りつつ
かじかんだ手をあたためているような手の動きだった

できる気がしない

真似してみるけど
伸びていくおはぎ
みかねた叔母が全部成形してくれ
私は餅米にあんこを乗っける係りになった

おはぎは作るの超ムズカシカッタヨ!!!

最近はラップにあんこを敷いてその中央に餅米をいれておにぎりを作る要領でやるお宅もあるそうな  

祖母「それはちょっと不味そうだからうちはやんないんさ」ばっさり


叔母が成形してくれたおはぎ!完成!

祖母のおはぎはめっちゃ美味しいです。おばあちゃんにはいつまでも元気でいてほしいけど、おばあちゃんのおはぎをマスターして味を再現できるようになりたい

ちなみに

さんざんあんこの話をしておいてなんですが

私はおはぎはゴマ派です

私の食履歴

尊敬してやまない先輩、上田さんのブログに触発され私もやってみました。

私の食への執着と、ものの食べ方を形成せしめたのは完全に母と祖父母です。

①保育園時代

通っていた保育園は給食が充実していて、毎日のご飯とおやつが本当に美味しかったのを覚えています。(ご飯はレーズン入りのドライカレー、おやつはアップルマフィンと醤油で食べる蒸した里芋が好きだった)

調理室は1階にあって、私はよく友達と一緒に調理室を見に行っていたそう(これはあまり覚えていない)。

保育園の畑で野菜を作ったり、鶏やチャボを飼って卵をとったりしたことは今の自分にとってかなり大きな経験だったと思います。

幼少期の記憶ってものすごいもので、卵をあたためる鶏を見守ったこと、キャベツの青虫を平気で取ったこと、当時の自分にとって目新しい経験は鮮明に覚えているもんですね。

この保育園に入ったのは、母が食事を大切にし畑仕事の経験もさせてくれる保育園の方針をめちゃめちゃ気に入ったからなのです。この保育園に入り食への執着が醸成されたのは間違いなく、もとをたどると母のおかげです。


ところで、みなさん焼きミカンって食べたことありますか?

保育園では秋には収穫祭が開催され、畑でとれたさつまいもやらを焚き火で焼くのですが、友達と「さつまいも以外も焼いてみたい!」という話になり当日バナナやみかんを持参しました。

私も友達も、なぜか焼きミカンへの期待がはんぱなかった。

「焼いたミカンってどんな味なんだろう、甘いのかな??甘いのかな?!!?」ともうスーパーワクワクモードだったのを覚えています。

ミカンを恐る恐るアルミホイルから取り出し、

今思えばミカンに申し訳ないレベルでハードルを上げて食べました。


激マズでした。


苦味と酸味が口の中いっぱいに広がり、妙なもったりとした気持ち悪さがいつまでも口内に残りました。焼きミカンはいろんな意味で苦い思い出です。皆さんもしなにか人生で間違いがあって万が一ミカンを焼くことになったらお気をつけてください。今回の投稿で最も訴えたいことはこれかもしれない、ミカンは焼いてはいけない。

もうひとつ余談として、保育園時代で鮮明に覚えているのはアップルパイへの執着。

キティちゃんのビデオが大好きでよく見ていたんですが、キティちゃんの好物がアップルパイなのです。当時アップルパイを食べたことのない私は、アップルパイに物凄く夢を抱いていました。

石井好子さんの「いとしい食べもの」という食の思い出をまとめたエッセイでも、彼女が当時まだ食べたことのなかったメロンパンへの夢想が語られています。

幼少期の、食べたことのないものへの想像力はすさまじいなと思います。

今は自由にお金を使えるため大抵のものをすぐに食べられるし、食の経験も増えて味が想像できることも多くて、あの時のある食べ物に対する異常なまでの執着、どんな味か夢中で想像するのは久しくしていないなあと思いました。

なんのまとめにもなっていませんが、保育園時代から食い意地ははっていましたがそれは母の影響だという話でした笑